リッツクイーンラブ（2008年生、母アーバントウショウ）

リッツクイーンラブ（2008年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名＋女王の恋」。毛色は鹿毛。種牡馬のタップダンスシチー（当時11歳）と交配したアーバントウショウが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は棚川光男。戦績は、中央平地5戦0勝、地方23戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、棚川光男から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月26日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月16日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のムーンストーンフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2二十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月9日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノテンコウをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールデンハルサヤを半馬身捉え切れず2着となった。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルヴァジアに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

11月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のエムティドリームを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

12月4日、連闘で迎えた13戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアイソーザライトに4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

12月12日、連闘で迎えた14戦目は、前沢温泉舞鶴の湯レース（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のスマイルカナチャンに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月31日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったクイーンザリッチを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月9日、連闘で迎えた16戦目は、Restart（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月7日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月23日、中1週で迎えた18戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアイシアッテルカイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中4週で迎えた19戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカゼノマイヒメに2馬身半の差をつけて6勝目を獲得した。

6月15日、中8週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1六（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた23戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

8月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、2F船橋屋田久保オープン!船橋らーめん賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月7日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた25戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

5歳（2013年）

1月2日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた27戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた28戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。