クローズカップ（1995年生、母ダイヤノクビカザリ）

クローズカップ（1995年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時19歳）と交配したダイヤノクビカザリが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂戸節子。戦績は、地方47戦13勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の’01フレンドリースパー特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

立花貢厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1998年）

11月13日、デビュー戦は立花伸騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は515kg。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のエスティーラルゴに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で立花伸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で立花伸騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4歳（1999年）

2月11日、中6週で迎えた4戦目は、5歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で立花伸騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた5戦目は、5歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で立花伸騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

3月24日、中3週で迎えた6戦目は、5歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で立花伸騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で立花伸騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

9月10日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で立花伸騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

9月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3一（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で立花伸騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で立花伸騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のサミンロワイトに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、千代田区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパーショウタを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って優勝

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は立花伸騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で立花伸騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたマックスフーユン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月29日、中4週で迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、アクアライン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスバルノホシに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5歳（2000年）

1月18日、中2週で迎えた15戦目は、春駒特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカミノオージャに2馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

2月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、’00フレンドリースパー特別（1）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトニーボスに2馬身半の差をつけて6勝目を収める

10月24日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦のオパール特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキタノダイマジン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月28日、中4週で迎えた18戦目は、’00フェイスフルレイン特別（5）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったナイキダンサーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、’00フェイスフルレイン特別（7）（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィークポイントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6歳（2001年）

1月9日、中2週で迎えた20戦目は、’01フレンドリースパー特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルグライアンを猛烈な末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

2月6日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリザーブユアハートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月13日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた23戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゴールドマイニングを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4月20日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（9戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月25日、約7か月半の休養明けで迎えた25戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、傾山特設（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のギガンティックに1馬身の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

12月23日、中3週で迎えた26戦目は、由布岳特設（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョカトーレを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

7歳（2002年）

1月27日、中4週で迎えた27戦目は、鶴見岳特別（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月5日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、天の川特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた31戦目は、サファイヤオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、オパールオープン（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた33戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、かえで特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた34戦目は、ホースレーシング・ワイド7賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた35戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた36戦目は、地方重賞のゴールド争覇（名古屋ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で尾崎章生騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた37戦目は、寒椿特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で尾崎章生騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた38戦目は、もみの木特別（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で尾崎章生騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8歳（2003年）

1月2日、中0週で迎えた39戦目は、ハンデ地方重賞の新春盃（名古屋ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で尾崎章生騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた40戦目は、ガーネットオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾崎章生騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた41戦目は、アメジストオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で尾崎章生騎手（8戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた42戦目は、紅梅特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で尾崎章生騎手（9戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた43戦目は、たちばな特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で尾崎章生騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた44戦目は、つばき特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた45戦目は、ブラッドストーン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた46戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のバリアントヒーローに3/4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5月10日、中2週で迎えた47戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。