ジョブックビザーレ（2016年生、母カルトマリーヌ）

ジョブックビザーレ（2016年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋突飛な、おかしな」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時16歳）と交配したカルトマリーヌが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は池田スタッド。主な勝ち鞍は2021年のしし座特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月10日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に敗れた。

3歳（2019年）

1月19日、中7週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい17着に敗れた。

4月5日、中6週で迎えた6戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の海冬君誕生記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジュンケンジーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグースクリークに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコラルブラッシュに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月26日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の平日からおもいっきり遊びま賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチャームフォラックに7馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

7月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田健人騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上田健人騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバトルバーリライを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1八九十（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で上田健人騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、爽籟特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4歳（2020年）

2月6日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた16戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったピースフルダンスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るチバニアンを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を挙げた。

6月25日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダヴォスを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って6勝目を奪取した。

7月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月20日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（2021年）

5月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、おとめ座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた26戦目は、しし座特別（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフェードアウトを半馬身差し切って7勝目を奪取した。

6月11日、中2週で迎えた27戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、小石川賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた28戦目は、花氷特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた29戦目は、とかげ座特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は中村尚平騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた30戦目は、ムーランルージュ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村尚平騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた31戦目は、スマイルシティ・品川賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村尚平騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6歳（2022年）

4月20日、約5か月の休み明けで迎えた32戦目は、こぐま座特別（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた34戦目は、うしかい座特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリズムレインに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月7日、中1週で迎えた35戦目は、へび座特別（大井ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アドゥシールに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月30日、中2週で迎えた36戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

デビュー前

渡部則夫厩舎（大井）へ入厩。

7月29日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、サンケイスポーツ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番ゲートからスタート。出走取消となった。

8月17日、中6週で迎えた37戦目は、マンハッタン賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は中村尚平騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

7歳（2023年）

1月25日、約5か月半の休養明けで迎えた38戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた39戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（10戦2勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた40戦目は、小林捺花騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林捺花騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。