キリコンバット（2005年生、母セレクトレモン）

キリコンバット（2005年5月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋戦闘、闘争」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時7歳）と交配したセレクトレモンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本春雄。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年のトルマリン特別(一般B2-1)。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月23日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

12月19日、約9か月の休み明けで迎えた2戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るデルマアンタレスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた3戦目は、頑張れ!水無月かれんさん賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた4戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シンメトリーアートに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月3日、中2週で迎えた5戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、メイショウセラヴィに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月15日、中9週で迎えた6戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた7戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキクノトップランにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカルストンオーラに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフェロチェスナットに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月5日、中1週で迎えた10戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で柿原翔騎手（8戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C7（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で柿原翔騎手（9戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエーシンアウォードに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月1日、中5週で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

5歳（2010年）

2月14日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

8月31日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、アドマイヤコジーン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゼイタクザンマイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

9月16日、中1週で迎えた15戦目は、日高軽種馬青年部連合会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のケイアイグロリアを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、浦河町獣医師会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイグロリアに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月19日、中2週で迎えた17戦目は、トルマリン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイエスジャパンをクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

11月17日、中3週で迎えた18戦目は、ディープインパクト・プレミアム2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

6歳（2011年）

1月3日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ジュウクリュウオウに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月25日、中2週で迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。