エーシンフリゲート（2009年生、母ヒューストンガール）

エーシンフリゲート（2009年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したヒューストンガールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は栄進牧場。戦績は、地方34戦11勝2着8回。主な勝ち鞍は2012年の麦とホップ特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

橋本忠男厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2011年）

11月22日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は455kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた2戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったホクセツビーナスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた3戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3歳（2012年）

1月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったリアルビーストに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアースコードに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のキシュウリベンジに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳B（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた12戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイヤモンドパールを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、Aiba静内祭賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったミットフロイデに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったコマンダーズロマンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ひだか特産市賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のアルマクに1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のブラボーソニックをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

9月4日、中3週で迎えた17戦目は、日高軽種馬青年部連合会特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラレグナムに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた18戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアグネスミラージュに8馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、あさっぴー杯特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクセランに6馬身の差をつけて1番人気に応えた。

10月23日、中1週で迎えた20戦目は、優駿の里「安平町雪だるま」特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（6戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコンメイに約12馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

11月6日、中1週で迎えた21戦目は、麦とホップ特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（7戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のプロプエスタをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

12月12日、中4週で迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、伸びてきたフレシータ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガツーンに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2013年）

1月11日、中1週で迎えた24戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた25戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた26戦目は、初花月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた27戦目は、梅月賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブラボークリチャンを上がり2位の末脚で半馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

4月10日、中3週で迎えた29戦目は、東海クラウン（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、初夏特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた32戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったベニトンボを半馬身捉え切れず2着となった。

7月10日、中1週で迎えた33戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた34戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、東京2020招致祈念（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンディーバを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。