アグネステンション（2005年生、母アグネスルミエール）

アグネステンション（2005年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋緊張」。毛色は栗毛。種牡馬のマリエンバード（当時8歳）と交配したアグネスルミエールが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般D2-1。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

6月28日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた4戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた7戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

4歳（2009年）

5月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、一般D3-2（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジャングルビジットに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグロリアスワルツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月10日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般D2-2（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシャンハイラックをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

7月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、せせらぎの里日高町賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたシャンハイラック決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月21日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般D2-1（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコクサイワンダーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月10日、連闘で迎えた15戦目は、りんどう特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（6戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5歳（2010年）

8月12日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、サッポロオフの贅沢賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月26日、中1週で迎えた17戦目は、ブックネットワン賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。