ハルキストン（2015年生、母ベルモントベロニカ）

ハルキストン（2015年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より+石」。毛色は鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時15歳）と交配したベルモントベロニカが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は藤春修二。2020年の小倉サマージャンプ(JG3)で3着に入った他、2020年の春麗ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤春修二から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月15日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したココロノイコロを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

8月19日、中4週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた8戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3歳（2018年）

1月14日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入った。

1月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡田祥嗣騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岡田祥嗣騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウバルコラをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月22日、中3週で迎えた16戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

6月30日、中7週で迎えた18戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

7月22日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったファントムライトからハナ差の2着となった。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウタンヅツをクビ差制して単勝一倍台の支持に応えた。

9月15日、中2週で迎えた22戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で中村将之騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月27日、中5週で迎えた23戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で中村将之騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた24戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中村将之騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月8日、中2週で迎えた25戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中村将之騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のシングンマイケルをクビ差制して3勝目を手中に収めた。

4歳（2019年）

2月2日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中村将之騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月23日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったトラストから約12馬身差の2着となった。

3月16日、中2週で迎えた28戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシーレーンに1馬身の差をつけて制した。

4月20日、中4週で迎えた29戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に61kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアドマイヤフォルムに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月18日、中3週で迎えた30戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた31戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月30日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた33戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2020年）

2月1日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた34戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた35戦目は、春麗ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（10戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングボックスに5馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

3月14日、中1週で迎えた36戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（11戦3勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は難波剛健騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（12戦3勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた39戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（13戦3勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた40戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6歳（2021年）

9月18日、約13か月の休養明けで迎えた41戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 曇/不良）に出走。鞍上は中村将之騎手（14戦3勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた42戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（15戦3勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月20日、中4週で迎えた43戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた44戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

2022年1月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。