シルクゲイナー（2002年生、母デサイデローザ）

シルクゲイナー（2002年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝利者」。毛色は鹿毛。種牡馬のパントレセレブル（当時8歳）と交配したデサイデローザが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着9回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月7日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったキャントンガールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、マルカラスカルに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3歳（2005年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ビートカイザーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマルタカクインを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3月20日、中6週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

12月18日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた8戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

4歳（2006年）

1月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた11戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のマルターズフィアーを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月2日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、ショウエンジェリコに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中克典騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したコスモラヴアゲインを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月24日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中克典騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、スマートエッジにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中克典騎手（4戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったコアレスパレードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田中克典騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したローレルウェルシュを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で田中克典騎手（6戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤクモソニックに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3月24日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で田中克典騎手（7戦2勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

7月28日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったヴァンクルタテヤマにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6歳（2008年）

4月6日、約8か月半の休み明けで迎えた20戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた21戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

6月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

9月3日、中8週で迎えた23戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のCNプレイガイドカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。