ポワドサントゥール（2010年生、母ブライダルブーケ）

ポワドサントゥール（2010年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スイートピー（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時18歳）と交配したブライダルブーケが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方27戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の金沢清水レース(一般B2六)。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

3月9日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

7月21日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

8月31日、中5週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

10月26日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、太田陽子騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフレンズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月9日、中1週で迎えた6戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンアンビーに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルファジニアスに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2014年）

5月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

8月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

9月7日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカルクオンガエシに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月15日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデルマフジコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、葛巻まちなか紅葉まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタケデンエビスに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月12日、中1週で迎えた13戦目は、グリーンチャンネルカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアクイラに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月18日、連闘で迎えた14戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、サーモンフィッシングin久慈市レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッツライドに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ピースワントゥルーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、金沢清水レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のアクイラをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

5歳（2015年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、春光（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた20戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、イチリンソウ（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた21戦目は、花明り（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた23戦目は、アイスストロベリー賞（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦5勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた24戦目は、秋田場外開設記念鑑の松賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた25戦目は、スターガザール賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（9戦5勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた26戦目は、盛岡デー・イン・東京賞（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（10戦5勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

7月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ジャパンジョッキーズカップ第2戦希望（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた28戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた29戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、オーガストカップ（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた31戦目は、くずまき高原牧場 in 中津川賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（3戦2勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた32戦目は、テレトラック釜石再開1周年記念（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（4戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた33戦目は、室根神社特別大祭賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（5戦2勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。