トラストバディ（2017年生、母オヴァンボクイーン）

トラストバディ（2017年3月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「信頼する相棒」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したオヴァンボクイーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年のカイヤナイト2200(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、スマートによって8,640万円で落札された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

3月7日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

6月13日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では全く伸びず18着に終わった。

10月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のスタニングビスタに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2021年）

1月15日、中5週で迎えた7戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の河豚2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のキアナポラリスをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

3月16日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、YELL2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中悠希騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた10戦目は、チョウジザクラ2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山中悠希騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着に入った。

5月4日、中3週で迎えた11戦目は、カイヤナイト2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山中悠希騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキーピリオッドをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月25日、中6週で迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、八犬伝特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた13戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、ビリヤード2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキャプティベートに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

8月11日、中2週で迎えた14戦目は、ヤマユリ2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、船橋Jockeys Festival 6th（船橋ダート2200m 小雨/不良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた16戦目は、フジバカマ2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた17戦目は、ホオジロ賞（船橋ダート2200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレッドラトゥールにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月1日、中4週で迎えた18戦目は、ラピスラズリ2200（船橋ダート2200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

5歳（2022年）

3月23日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、デルフィニウム2200（船橋ダート2200m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたフォルベルール決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、めんそーれ川崎賞沖縄本土復帰50年記念（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた21戦目は、ターコイズ2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたフォルベルール決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた22戦目は、香月杯（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた23戦目は、ムーンストーン2200（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口達弥騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた24戦目は、スパイラル2200（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山口達弥騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた25戦目は、エーデルワイス2200（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口達弥騎手（6戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた26戦目は、日和風特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口達弥騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。