レジェンドテイオー（1983年生、母ロイヤルハイブ）

レジェンドテイオー（1983年4月2日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時12歳）と交配したロイヤルハイブが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地22戦5勝2着1回。1987年の天皇賞（秋）(G1)で2着に入った他、1988年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

1月26日、デビュー戦は4歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。鞍上は津曲幸夫騎手。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

2月16日、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマカサーペンに3馬身半の差をつけて勝利を手にした。

5月10日、4歳400万下の4歳中距離特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は東信二騎手。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメジロボアールに3馬身の差をつけて勝利をモノにした。

5月25日、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手。23頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に敗れた。

7月5日、4歳900万下のマーガレット賞（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグレンツェンドに1馬身3/4の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

9月28日、3歳G3のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアサヒエンペラーに1馬身の差をつけて勝利を物にした。

11月9日、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。21頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり17着に敗れた。

12月21日、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい最後はサクラユタカオーと並んで6着同着となった。

4歳（1987年）

3月15日、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月5日、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月11日、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月1日、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニッポーテイオーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月29日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

12月27日、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

5歳（1988年）

3月13日、G2の中山記念（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月30日、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月20日、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のスルーオダイナを3/4馬身振り切って勝利を挙げた。

12月25日、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋行騎手。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

6歳（1989年）

1月22日、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋行騎手。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

3月12日、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋行騎手。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

10月8日、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋行騎手。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

10月29日、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で郷原洋行騎手。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に終わった。