マキハタビッグ（1987年生、母ヒロノケート）

マキハタビッグ（1987年3月25日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアラナス（当時22歳）と交配したヒロノケートが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）王蔵牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着3回、中央障害7戦1勝2着4回。1994年の中山大障害（春）(重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

7月15日、デビュー戦は岡潤一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月22日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスピードセオリーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月27日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

3歳（1990年）

8月5日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた6戦目は、楠孝志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったメイショウビトリアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で楠孝志騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月28日、中4週で迎えた8戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の藤森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の醍醐特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシンリサをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

12月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の河原町特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（1991年）

1月7日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

2月23日、中6週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月16日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の伊勢特別（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の宇多野特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6歳（1993年）

1月30日、約22か月半の休養明けで迎えた15戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた16戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の山国川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた18戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたオデッセイ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月20日、中5週で迎えた20戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた21戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

8月8日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、マックスディガーに半馬身交わされて2着となった。

8月21日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた25戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

12月4日、中9週で迎えた27戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイヤンから6馬身差の2着となった。

12月18日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンコウコウに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7歳（1994年）

2月6日、中6週で迎えた29戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったハシノグリーンから半馬身差の2着となった。

3月12日、中4週で迎えた30戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は出津孝一騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったジハードウインから約13馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中3週で迎えた31戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（3戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブロードマインドから7馬身差の2着となった。

8歳（1995年）

3月11日、約11か月の休み明けで迎えた32戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた33戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。