マチカネコーシ（1982年生、母イチアサアケ）

マチカネコーシ（1982年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンアンサー（当時16歳）と交配したイチアサアケが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は千葉県、生産者は（株）千葉新田牧場。戦績は、中央平地31戦7勝2着10回。1987年の京阪杯(ハンデG3)で2着に入った他、1987年のエメラルドステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1984年）

9月1日、13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月16日、5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエルプスから7馬身差の2着に敗れた。

9月29日、6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメルサシローに半馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

10月21日、7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2歳（1985年）

3月2日、9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月23日、11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月6日、9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイアンサムソンから5馬身差の2着となった。

4月28日、13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月11日、13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマーブルアイバーから半馬身差の2着に敗北した。

5月25日、11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマーブルレリックをクビ差制して勝利を手に入れた。

6月15日、9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマッキニーに1馬身半の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

6月30日、11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月7日、8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月29日、12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月26日、11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月16日、9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1986年）

8月17日、4歳以上900万下（函館芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったピーターホーラーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月30日、4歳以上900万下のHTB賞（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカツタイフウオー決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月13日、4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテスコアイビーを半馬身振り切ってトップでゴールに入った。

10月11日、4歳以上900万下の桂川特別（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月1日、4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月23日、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアグネスロイヤルをハナ差振り切って勝利を決めた。

5歳（1987年）

1月17日、5歳以上1400万下の寿賞（京都芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

1月31日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったダイゴミストラルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

2月15日、5歳以上1400万下の斑鳩特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ヤマノスキーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、5歳以上1400万下の甲南ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のクラウンシバオーに1馬身1/4の差をつけて勝利を掴み取った。

4月4日、5歳以上1400万下のなにわステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンミスアンサーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月26日、5歳以上1400万下の醍醐特別（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は田原成貴騎手。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマキバテツに1馬身半の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

5月17日、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は河内洋騎手。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、逃げるマルカセイコウに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月24日、エメラルドステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたジンフーセン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月28日、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。