ホープフルサン（1999年生、母ホワイトローズ）

ホープフルサン（1999年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時7歳）と交配したホワイトローズが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方23戦7勝2着4回。2003年の中日杯(地方重賞)で2着に入った他、2003年の北國王冠(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月8日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルストライクにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2002年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったジェットランにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月16日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月18日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、3歳戦のナティーレイン特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

12月14日、中8週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月29日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴッドジュニアに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2003年）

2月2日、中4週で迎えた17戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1390m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1五六（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた21戦目は、一般C1四五（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた22戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジノラピュタに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月16日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、あじさい賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた24戦目は、雷鳥特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のグリーンハーベストを半馬身振り切って優勝

7月11日、中0週で迎えた25戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグリーンハーベストを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月7日、中7週で迎えた26戦目は、河北潟特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキクノマルゼンに3馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

9月14日、連闘で迎えた27戦目は、北陸四県畜産会長賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイエスマンに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月12日、中3週で迎えた28戦目は、創作料理の醍庵特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蔵重浩一郎騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラブリーダハールに9馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月26日、中1週で迎えた29戦目は、（株）三崎ストアー特別（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で蔵重浩一郎騎手（7戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた30戦目は、香林坊特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で蔵重浩一郎騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるグレイスアッパーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月23日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で蔵重浩一郎騎手（9戦7勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったホシオーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月21日、中3週で迎えた32戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で蔵重浩一郎騎手（10戦7勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホシオーに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

5歳（2004年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、弥生特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で蔵重浩一郎騎手（11戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月21日、約9か月の休み明けで迎えた34戦目は、北前船特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

6歳（2005年）

1月3日、中1週で迎えた35戦目は、石川県馬主協会長賞（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテイクファイヤーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4月10日、約3か月の休養明けで迎えた36戦目は、地方重賞のスプリングカップ（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。