ロイヤルハーバー（1990年生、母ハーバーロータス）
Royal Harbor
1990.03.01
ロイヤルハーバー（1990年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアスワン（当時11歳）と交配したハーバーロータスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハーバー牧場。戦績は、中央平地30戦5勝2着1回、地方17戦5勝2着3回。1995年のマーチステークス(ハンデG3)で2着に入った他、1995年の日本・ブラジル修好100周年記念ブラジルカップ(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1993年）
1月10日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネショウホウオーに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。
1月30日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。
2月20日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。
3月14日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の水仙賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。
4月18日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。
5月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。
5月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のベストシックスをアタマ差振り切って優勝
4歳（1994年）
1月8日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。
2月5日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスマッシュボーイをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。
2月26日、中2週で迎えた10戦目は、東風ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田善臣騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。
6月25日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で柴田善臣騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
7月24日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は12戦連続で柴田善臣騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェニックスヒエンに7馬身の差をつけて順当に勝利した。
9月17日、中7週で迎えた13戦目は、初風ステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で柴田善臣騎手（12戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。
10月22日、中4週で迎えた14戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。
11月6日、中1週で迎えた15戦目は、テレビ静岡賞（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。
12月11日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。
5歳（1995年）
1月16日、中4週で迎えた17戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のキャンドルタイムに1馬身3/4の差をつけて5勝目を掴み取った。
1月29日、中1週で迎えた18戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。
3月11日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で小島太騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したトーヨーリファールに半馬身届かず2着となった。
5月5日、中7週で迎えた20戦目は、群馬記念（高崎ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小島太騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤグライーガーに3/4馬身の差をつけて6勝目を収める
8月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた21戦目は、ブリーダーズゴールドカップ（旭川ダート2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小島太騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月7日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小島太騎手（8戦2勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。
11月19日、中5週で迎えた23戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、日本・ブラジル修好100周年記念ブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。
12月21日、中4週で迎えた24戦目は、東京大賞典（大井ダート2800m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。13着に敗れた。
6歳（1996年）
1月28日、中4週で迎えた25戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。
2月17日、中2週で迎えた26戦目は、G2のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（11戦2勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。
3月9日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。
10月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず16着に終わった。
11月17日、中5週で迎えた29戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、ブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。
12月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。
7歳（1997年）
1月6日、中2週で迎えた31戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。
1月26日、中2週で迎えた32戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。
3月8日、中5週で迎えた33戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。
4月28日、中6週で迎えた34戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサカモトリードワンをハナ差制して久方ぶりに白星を挙げた。
5月11日、中1週で迎えた35戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤシロテュードオから1馬身半差の2着となった。
5月25日、中1週で迎えた36戦目は、桂樹杯（盛岡芝2400m 小雨/不良）に出走。鞍上は草地保隆騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストサンボーイに3馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。
6月22日、中3週で迎えた37戦目は、地方重賞の東北サラブレッド大賞典（盛岡芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストサンボーイに2馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。
7月21日、中3週で迎えた38戦目は、G3のマーキュリーカップ（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
9月28日、中9週で迎えた39戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（4戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサカモトリードワンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
10月10日、中1週で迎えた40戦目は、G1の南部杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で草地保隆騎手（5戦4勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。
11月24日、中5週で迎えた41戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で草地保隆騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったユウユウサンボーイから1馬身差の2着に敗北した。
12月31日、中4週で迎えた42戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 小雪/良）に出走。鞍上は7戦連続で草地保隆騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイセイオペラから1馬身差の2着に敗北した。
8歳（1998年）
9月14日、約8か月半の休み明けで迎えた43戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で草地保隆騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。
9歳（1999年）
5月9日、約8か月の休み明けで迎えた44戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で草地保隆騎手（9戦4勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。
6月6日、中3週で迎えた45戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で草地保隆騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。
8月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた46戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で草地保隆騎手（11戦4勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
9月23日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた47戦目は、地方重賞の青藍賞（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で草地保隆騎手（12戦4勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。