マコトネネキリマル（2016年生、母マコトジョワイユー）

マコトネネキリマル（2016年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+祢々切丸。日本最大の大太刀」。毛色は鹿毛。種牡馬のマコトスパルビエロ（当時12歳）と交配したマコトジョワイユーが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は出口繁夫。2019年の東海ダービー(地方重賞)で2着に入った他、2020年のマグノリアオープン(一般A1 B以上)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月13日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月11日、中6週で迎えた3戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のログインボーナスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月17日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルシウンに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアッパレダイテンに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月15日、中1週で迎えた6戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のノーチカルチャートをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

6月11日、中3週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエムエスクイーンに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

11月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルカピターノに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月10日、中1週で迎えた9戦目は、なこちゃんハッピーバースデー（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアスカダイヤモンドを上がり2位の末脚で半馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2020年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、新春盃（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトライゲッターに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルビーロマンに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月27日、中3週で迎えた12戦目は、黄梅特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカレドヴルフに4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月12日、中1週で迎えた13戦目は、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦4勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた14戦目は、マグノリアオープン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したサウスリバティーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月30日、中3週で迎えた15戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた16戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（9戦4勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月10日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

12月12日、中8週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた19戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月19日、連闘で迎えた20戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート2500m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

5歳（2021年）

2月14日、中7週で迎えた21戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を5馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

2021年3月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月15日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、アルフェラッツ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエムエスオープンに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月8日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、半田特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月4日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた25戦目は、美浜特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（5戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のレーヴプランセスに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月17日、中5週で迎えた26戦目は、サファイアオープン（名古屋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた27戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（7戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメモリーバリケードを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

デビュー前

角田輝也厩舎（愛知）へ入厩。

10月21日、デビュー戦は丸野勝虎騎手を鞍上に据えて、神無月昇竜戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。4頭立ての4番ゲートからスタート。競走除外となった。

11月12日、中5週で迎えた28戦目は、東海クラウン（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（8戦6勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

12月2日、中2週で迎えた29戦目は、シクラメン特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（9戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた30戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦4勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したサンデンバロンに3/4馬身届かず2着に敗れた。

6歳（2022年）

1月6日、中1週で迎えた31戦目は、門松特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（11戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。