シンボリアメリカン（1997年生、母アクワレラ）

シンボリアメリカン（1997年2月21日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のQuiet American（当時11歳）と交配したアクワレラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方31戦2勝2着6回。2003年の御食事処若駒オープン記念(一般B3ロ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、シンボリ牧場から「北海道7月市場サラブレッド当歳」に上場され、主取によって円で落札された。

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

8月14日、デビュー戦は山本康志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

9月18日、中4週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2000年）

6月24日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のネスリングに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月20日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4歳（2001年）

1月5日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（4戦1勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて17着に終わった。

5歳（2002年）

5月20日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた10戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた11戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は関本浩司騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月22日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた16戦目は、パストラルバーデンカップ（盛岡芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月24日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた18戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C1（上山ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた19戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（上山ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったグラスハードから半馬身差の2着となった。

11月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般B3ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンオペラに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月25日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、由美子&孝朗結婚5周年記念（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（2003年）

1月3日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた22戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（荒尾ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキサスキサスキサスから7馬身差の2着に敗北した。

1月25日、中2週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた23戦目は、一般C1 C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新町充寿騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月22日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた24戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で新町充寿騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月18日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた25戦目は、一般C1 C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新町充寿騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた26戦目は、阪田英裕27歳誕生日記念（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は関本淳騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後はアドヴァンススキーと並んで3着同着となった。

4月29日、中1週で迎えた27戦目は、WEEKEND DREAM記念（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた28戦目は、御食事処若駒オープン記念（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパーナンドから3馬身差の2着となった。

5月27日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた31戦目は、馬論記念（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた32戦目は、一般B3ロ（上山ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた33戦目は、阿部真治・優子結婚3周年カップ（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた34戦目は、一般C5ロ（上山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は関本淳騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったタッチクィーンから1馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた35戦目は、信ちゃん45歳誕生日記念（上山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワバンカーから1馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた36戦目は、祝☆ウインラディウス号摩周湖特別優勝記念（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（11戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったビゲンリリーから1馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた37戦目は、縣泰範ギロッポンステークス（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（12戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のジェニティリスに3馬身の差をつけて制した。

10月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、上山温泉特別（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2004年）

1月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg絞って迎えた39戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた40戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は関本浩司騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。