インマノカミ（1993年生、母デーリリー）

インマノカミ（1993年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカウンテスアップ（当時12歳）と交配したデーリリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野表稔。戦績は、中央平地1戦0勝、地方25戦8勝2着2回。1997年の旭岳賞(地方重賞)に勝利した他、1998年のメルカル特別(一般A)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木冨士雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1995年）

9月24日、デビュー戦は西川栄二騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のテツノオトメに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のぎんもくせい特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川栄二騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のミヨノダイハードに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月8日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川栄二騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1996年）

2月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西川栄二騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の京浜盃（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で西川栄二騎手（4戦2勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の雲取賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西川栄二騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の黒潮盃（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で西川栄二騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で西川栄二騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の東京王冠賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で西川栄二騎手（8戦2勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。15着に敗れた。

4歳（1997年）

6月11日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた10戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、十勝ワイン特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキングユーカーに2馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

7月10日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた11戦目は、南十字星特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングチャンプをハナ差制して1着ゴールを果たした。

8月3日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた12戦目は、札幌競馬場開設90周年記念札幌日経オープン（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦2勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、クリムズンスター特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のフレアリングルーラに6馬身の差をつけて5勝目をマークした。

9月18日、中3週で迎えた14戦目は、地方重賞の旭岳賞（帯広ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノセイコーに1馬身の差をつけて6勝目を手にした。

11月3日、中6週で迎えた15戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（岩見沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月11日、中4週で迎えた16戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマサノチャーミングから1馬身半差の2着となった。

5歳（1998年）

4月14日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、厚別川特別（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月10日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、メルカル特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノセイコーをハナ差制して久方ぶりの実戦を物にした。

7歳（2000年）

5月31日、約21か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、日本レーシングサービス特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月25日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、新千歳特別（門別ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、日高NOSAI特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた22戦目は、門別短距離特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

12月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、金精峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエレガンスステージに3馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

8歳（2001年）

1月14日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた24戦目は、少林山特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーホウルンルンから2馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中3週で迎えた25戦目は、くろまつ特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた26戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の織姫賞（足利ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。