シホウネリ（2003年生、母クーデンガール）

シホウネリ（2003年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「四方練り。大工工程の一種」。毛色は芦毛。種牡馬のシルクジャスティス（当時9歳）と交配したクーデンガールが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野表篤夫。戦績は、中央平地7戦0勝、地方29戦8勝2着3回。2005年のジュニアクラウン(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤田正治厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2005年）

7月28日、デビュー戦は佐藤友則騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（3）（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の未勝利馬リバイバル（1）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のホームページ開設4周年記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスーパキュービックに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月12日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（3）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスデイズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオグリアラシを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

11月13日、中2週で迎えた7戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦2勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

12月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（6戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

3歳（2006年）

1月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（8戦2勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月13日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で安部幸夫騎手（10戦2勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

6月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で安部幸夫騎手（11戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で安部幸夫騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

4歳（2007年）

3月1日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた15戦目は、山田順一騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田順一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンスパイスに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

4月5日、中2週で迎えた17戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田順一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた18戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた19戦目は、依ちゃん三十路突入記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山田順一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田順一騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイズミビシンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた21戦目は、東商テクノ創立20周年記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田順一騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヨシキイチバンに2馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月6日、中2週で迎えた22戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田順一騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエイワンスターを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

7月17日、中1週で迎えた23戦目は、恵那峡特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田順一騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた24戦目は、元広・千秋・美和誕生日記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田順一騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライトパステルを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って制した。

9月24日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた25戦目は、海津資材杯（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山田順一騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

10月9日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた26戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、美濃菊賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、マルヨウィザードにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月6日、中3週で迎えた27戦目は、もみじ特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（14戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキムタツプリンセスを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って7勝目をつかんだ。

11月23日、中1週で迎えた28戦目は、白川郷賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のスペシャルタイガーに3馬身の差をつけて8勝目をゲットした。

12月10日、中1週で迎えた29戦目は、新穂高特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

5歳（2008年）

1月30日、中6週で迎えた30戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

2月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月25日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた32戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた33戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた35戦目は、トワイライトオープニング賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた36戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、楽天ビジネス賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。