キーピリオッド（2017年生、母キーステージ）

キーピリオッド（2017年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋時代、時期」。毛色は鹿毛。種牡馬のトランセンド（当時11歳）と交配したキーステージが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本牧場。2023年の幸オープンに勝利した他、2023年の日吉オープンを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月6日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4月25日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月4日、中4週で迎えた7戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のワークアウトに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月17日、中5週で迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の笹五位特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハリケーンメファをハナ差振り切って断然人気に応えた。

9月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1四五六イ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったゴールデンサイクルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中3週で迎えた10戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七イ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露したが、3着に終わった。

12月1日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、アイビー賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

4月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、ダイヤモンド賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケンブリッジイーサに半馬身届かず2着に敗北した。

5月4日、中3週で迎えた13戦目は、カイヤナイト2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたトラストバディ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月31日、中3週で迎えた14戦目は、ふたご座特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のモリトローテローゼを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

12月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた15戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、クォーツ賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

5歳（2022年）

1月13日、中5週で迎えた16戦目は、粒すけ賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒロシゲサウザントに1馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

2月3日、中2週で迎えた17戦目は、「ご縁の国しまね」賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒズライフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月18日、中1週で迎えた18戦目は、冥王星特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレオステップアップに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

3月24日、中4週で迎えた19戦目は、三咲特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレストカイザーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月14日、中2週で迎えた20戦目は、アンデルセン特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したトーセンジーザスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた21戦目は、こどもの日特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた22戦目は、アヤメ特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンタンスルフレに3馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

6月22日、中2週で迎えた23戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、短夜賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月29日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るシロンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

6歳（2023年）

1月2日、中4週で迎えた25戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた26戦目は、ベテルギウス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルゼールに5馬身の差をつけて10勝目を達成した。

3月2日、中3週で迎えた27戦目は、日吉オープン（川崎ダート2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャッスルトップに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月6日、中4週で迎えた28戦目は、幸オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサトノプライムに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月9日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、S3のフリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（11戦6勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7歳（2024年）

1月4日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、スパーキングオールスターチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

2月1日、中3週で迎えた31戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（13戦6勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。