オグリシーズ（2001年生、母イチジョウスキー）

オグリシーズ（2001年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時15歳）と交配したイチジョウスキーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中村理恵。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年の新馬チャレンジ（6）。

経歴

デビュー前

山中輝久厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2003年）

7月30日、デビュー戦は冨島政俊騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（6）（笠松ダート800m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は465kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダークミストに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月3日、中4週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で冨島政俊騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月5日、中5週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は冨島政俊騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

3歳（2004年）

2月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で冨島政俊騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた6戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月21日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は冨島政俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1600m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は冨島政俊騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で冨島政俊騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

9月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で冨島政俊騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で冨島政俊騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月11日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、3歳戦の美濃菊特別（笠松ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で冨島政俊騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の大高緑地特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で冨島政俊騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた17戦目は、3歳戦のせせらぎ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で冨島政俊騎手（11戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた18戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の定光寺特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（笠松ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は冨島政俊騎手（12戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた20戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で冨島政俊騎手（13戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミツアキセシルに1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

12月21日、連闘で迎えた21戦目は、3歳戦のトナカイ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で冨島政俊騎手（14戦2勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月27日、連闘で迎えた22戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の葉牡丹特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

4歳（2005年）

1月14日、中2週で迎えた23戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は冨島政俊騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリアーストーンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロセシルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月3日、連闘で迎えた25戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったブロッコダイナーから7馬身差の2着に敗北した。

2月11日、連闘で迎えた26戦目は、バレンタイン特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた27戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファイブシリングに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

3月11日、中1週で迎えた28戦目は、笠松競馬存続署名ありがとう（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（4戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

3月21日、中0週で迎えた29戦目は、豊橋・吉田城特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブロードベルからハナ差の2着となった。

3月29日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったミシックフォードから半馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中0週で迎えた31戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴールドキャロルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月15日、連闘で迎えた32戦目は、牝馬限定戦の丁子桜賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のキミノプリティーに2馬身半の差をつけて優勝

7月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（9戦3勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月28日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた34戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大原浩司騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の一般B10（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で大原浩司騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。