ダイナナキセキ（2000年生、母チャームトウショウ）

ダイナナキセキ（2000年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時8歳）と交配したチャームトウショウが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は滝本健二。戦績は、地方24戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年のエレガント賞(一般B3一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、滝本健二から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

三坂盛雄厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2002年）

12月10日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は509kg。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

3歳（2003年）

5月29日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したイシノクリオネにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のデンゼルフォンテンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

7月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月2日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したヒデノサマーキングを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月17日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

9月17日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスパンキッシュアイに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

9月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したウィナーズフレンドを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のロマンティックを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、台東区特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロマンティックに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るライブリーエイトを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を奪取した。

12月8日、中3週で迎えた19戦目は、初霜特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（7戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のインターステディを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

5歳（2005年）

1月21日、中5週で迎えた20戦目は、初凪特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラヴァリーラスターに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

1月31日、中0週で迎えた21戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、エレガント賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のトレオウオブキングに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月22日、中6週で迎えた22戦目は、スターロード賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったインターセフォーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中1週で迎えた23戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月14日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（8戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたステルスライン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。