グランヴィクトリア（2016年生、母バイオレントハート）

グランヴィクトリア（2016年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大勝利（西）。父名より連想。沢山の勝利が届くことを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時19歳）と交配したバイオレントハートが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C1-9。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額800万円（4万×200口）で一口馬主が募集された。

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月23日、デビュー戦は長岡禎仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3歳（2019年）

1月19日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず17着に終わった。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

6月16日、中9週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

2019年9月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-7（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、プレミアムコマチに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-6（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレパルスベイに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2020年）

4月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

5月6日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

5月28日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、静内川賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、アウマクアに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた13戦目は、チロロ岳賞（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた16戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた17戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、養老賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームレイに約12馬身の大差をつけて2勝目を収める

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、時雨月特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた21戦目は、かずまのまあまあちゃんねる記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のインテレットに3馬身の差をつけて制した。

12月18日、中1週で迎えた22戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハルノツカイにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2021年）

1月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバーナムに約11馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

1月26日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイカイボルトに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月13日、中2週で迎えた25戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は飛田愛斗騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウサガノに6馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

3月14日、中1週で迎えた27戦目は、サンライズ特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタガノルーキーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月27日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のグリトニルに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月3日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フリークボンバーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた31戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

6月27日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、長崎街道原田宿特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

9月8日、中9週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた33戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、ひるがの高原特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月11日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた34戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた35戦目は、加茂飛翔騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。