テンシノキセキ(1998年生、母ビーバップアルー)

Tenshino Kiseki

1998.03.29

テンシノキセキ(1998年3月29日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ(当時6歳)と交配したビーバップアルーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は(有)駿河牧場。戦績は、中央平地25戦9勝2着4回。2003年のスワンステークス(G2)で2着に入った他、2002年のCBC賞(G2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

プロフィール

基本情報

通算成績
25戦9勝 [9-4-1-11/25]
総賞金国内
3億2,585万円
生年月日
1998年3月29日
出生国
日本
品種
サラブレッド
性別
毛色
栗毛
厩舎
橋口弘次郎栗東
馬主
杉谷枡夫
生産者
(有)駿河牧場
セール落札価格
1,404万円
ジェイエス繁殖馬セール サラブレッド 繁殖牝馬
抹消情報
中央:2004年4月2日抹消

性質分析

距離適性
コース適正
ダート
馬場適正
高速
低速
成長
早熟
晩成
馬体重
脚質
逃げ
追込
出脚
末脚
スタミナ
少ない
豊富
出走回数
少ない
多い

回収率

173%単勝回収率173%単勝回収率111%複勝回収率111%複勝回収率※国内のみ。

指数の推移(直近7走)

指数の推移(直近7走)
  • 7

  • 6

  • 5

  • 4

  • 3

  • 2


パフォーマンス分析

最高指数
勝利時最大着差国内
3馬身

ベストレース

レース名
テレビ愛知オープン
日付/馬齢
2003年5月24日/5歳
コース
中京芝1200m
指数
着順
1着
オッズ/人気
2.7倍/1番人気
馬番/頭数
10番/17頭
天候
23.7℃
馬場状態/馬場速度
/
レースラップ
平均=10.9/ラスト=11.3
レースペース
ミドル
通過順位
1-1
馬体重増減
476kg+14
出走間隔
約4か月半の休養明け
騎手斤量
小牧太55.0kg

血統

概要

母のビーバップアルーは海外6戦1勝。曾祖母のDark Duetは海外14戦1勝。父のフジキセキは中央G1・1勝(中山芝[1600m])。

近親馬

※活躍馬のみ。

産駒

7代内クロス

種別馬名クロス血量
PharamondSickle6×7*73.12%
Bull DogSir Gallahad7×62.34%
Rialto5×64.68%
Nasrullah7×53.9%
Count Fleet7×53.9%
Blandford6×72.34%
Discovery7×62.34%
Nearco7×62.34%
Prince Rose7×62.34%
Hyperion7×62.34%
Blue Larkspur7*7×72.34%
Blenheim7×71.56%
Alcantara7×71.56%
牡SMahmoud6*72.34%
牡SWar Relic7*71.56%
牡MTeddy6*72.34%
牡MMan o' War7*71.56%
牡MPeter Pan7*71.56%
Selene7×71.56%
※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

レース成績

日付
コース
レース名
1着馬2着馬着差
/頭数
馬番
騎手
斤量
オッズ
人気
通過順位
上がり/前3F
馬体重
増減
指数
2004/03/28中京
芝1200m
8/18
7枠15番
7.3
5人
2-2
35.3/33.1
478
-2
2004/02/29阪神
芝1200m
3/16
8枠15番
4.2
2人
3-3
34.5/34.1
480
-4
2003/12/21中京
芝1200m
4/16
4枠8番
1.7
1人
3-3
35.5/33.3
484
+2
2003/11/01京都
芝1400m
2/16
4枠7番
3.9
2人
7-6
34.6/34.7
482
+4
2003/10/05中山
芝1200m
5/15
1枠1番
7.8
4人
1-1
35.0/33.3
478
+2
2003/09/14阪神
芝1200m
1/13
4枠5番
3.5
2人
3-3
33.9/33.9
476
+2
2003/08/10小倉
芝1200m
1/17
3枠6番
1.4
1人
1-1
35.0/33.6
474
-10
2003/06/22阪神
ダ1400m
6/16
6枠12番
10.1
4人
4-4
37.4/33.9
484
+8
1/17
5枠10番
2.7
1人
1-1
33.5/33.4
476
+14
2003/01/18京都
芝1200m
6/15
8枠15番
11.2
6人
4-2
34.4/34.2
462
-16
2002/12/15中京
芝1200m
2/16
8枠15番
17.4
7人
4-4
34.5/34.0
478
-2
2002/11/24京都
芝1200m
2/14
2枠2番
2.9
1人
3-3
34.0/34.6
480
+10
2002/10/06福島
芝1200m
2/16
1枠1番
4.1
2人
6-5
35.2/33.0
470
-6
2002/09/08阪神
芝1200m
4/12
5枠5番
6.8
3人
3-3
34.4/33.4
476
-2
1/11
2枠2番
3.6
2人
3-3
34.5/33.6
478
+4
2002/06/08中京
芝1200m
5/18
4枠8番
10.8
4人
2-2
35.6/33.6
474
+6
2002/04/21新潟
芝1000m
1/12
8枠12番
7.2
3人
5
32.6/33.1
468
0
2002/03/24中京
芝1200m
11/18
7枠13番
48.5
10人
9-8
36.4/33.6
468
-4
2002/02/24阪神
芝1200m
7/16
7枠13番
3.8
1人
5-4
35.4/33.4
472
+4
2001/11/25京都
芝1200m
1/11
4枠4番
5.1
3人
2-3
34.4/33.7
468
0
2001/10/28福島
芝1200m
6/14
5枠8番
7.1
5人
6-10
35.4/33.3
468
+10
2001/01/13京都
芝1400m
5/16
7枠14番
3.4
2人
4-4
35.8/35.4
458
-8
2000/12/17中山
芝1200m
1/16
2枠4番
4.4
2人
2-2
35.8/33.6
466
+6
2000/11/19福島
芝1200m
1/15
8枠15番
11.9
5人
2-1
37.6/34.6
460
-12
2000/10/07京都
ダ1400m
1/11
3枠3番
3.5
2人
1-1
39.2/35.7
472
※直前に感嘆符!が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ#の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

16歳のとき、駿河牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、北嶋によって1,404万円で落札された。

橋口弘次郎厩舎(栗東)へ入厩。

2歳(2000年)

10月7日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬京都ダート1400m 曇/良)に出走。馬体重は472kg。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のパトスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月19日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス福島芝1200m 晴/良)に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のセイントリーフを3/4馬身振り切って制した。

12月17日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス中山芝1200m 外回り 曇/良)に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のサクセスストレインに1馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

3歳(2001年)

1月13日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス京都芝1400m 外回り 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手(1戦1勝)。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

10月28日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ福島芝1200m 雨/良)に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダステークス京都芝1200m 晴/良)に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のテイエムサンデーを3/4馬身振り切って制した。

4歳(2002年)

2月24日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、G3の阪急杯阪神芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手(1戦1勝)。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた8戦目は、G1の高松宮記念中京芝1200m 晴/良)に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手(2戦1勝)。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの駿風ステークス新潟芝1000m 曇/良)に出走。鞍上は高橋亮騎手(1戦0勝)。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のジョンカラノテガミに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

6月8日、中6週で迎えた10戦目は、テレビ愛知オープン中京芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は吉田稔騎手(1戦1勝)。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月4日、中7週で迎えた11戦目は、小倉日経オープン小倉芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は高橋亮騎手(2戦1勝)。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスターエルドラードをアタマ差振り切って6勝目を収める

9月8日、中4週で迎えた12戦目は、G3のセントウルステークス阪神芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手(3戦2勝)。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯福島芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手(4戦2勝)。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したスターエルドラードにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月24日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、アンドロメダステークス京都芝1200m 曇/良)に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手(5戦2勝)。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキーンランドスワン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた15戦目は、G2のCBC賞中京芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手(6戦2勝)。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はカフェボストニアンと並んで2着同着となった。

5歳(2003年)

1月18日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、淀短距離ステークス京都芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手(7戦2勝)。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた17戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン中京芝1200m 晴/良)に出走。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のグリーリーランドに3馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

6月22日、中3週で迎えた18戦目は、G3のプロキオンステークス阪神ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は高橋亮騎手(8戦2勝)。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月10日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン小倉芝1200m 晴/良)に出走。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフラワーホーラーに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月14日、中4週で迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G3のセントウルステークス阪神芝1200m 晴/良)に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のビリーヴをハナ差振り切って重賞2勝目をマークした。

10月5日、中2週で迎えた21戦目は、G1のスプリンターズステークス中山芝1200m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手(1戦1勝)。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた22戦目は、G2のスワンステークス京都芝1400m 外回り 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手(2戦1勝)。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したギャラントアローを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月21日、中6週で迎えた23戦目は、G2のCBC賞中京芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手(3戦1勝)。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6歳(2004年)

2月29日、中9週で迎えた24戦目は、G3の阪急杯阪神芝1200m 晴/稍重)に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手(4戦1勝)。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた25戦目は、G1の高松宮記念中京芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手(5戦1勝)。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。