メモリーチェンバー（2006年生、母メモリーフェアリー）

メモリーチェンバー（2006年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリプティックラスカル（当時11歳）と交配したメモリーフェアリーが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原ファーム。戦績は、地方18戦3勝2着7回。2009年のまる顔天然系朝倉美保来場記念で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒木市雄厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2008年）

11月17日、デビュー戦は小山信行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は498kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホウライハナエを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月3日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の若獅子特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

3歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月12日、中0週で迎えた5戦目は、3歳戦の丹頂鶴特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキングハーモニーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の白鳥特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったキングハーモニーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳戦のうぐいす特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で小山信行騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で小山信行騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小山信行騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアカイイトに半馬身届かず2着となった。

6月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンのまる顔天然系朝倉美保来場記念（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で小山信行騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンビッグシーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のかるがも特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で小山信行騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったシンワコウジに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のフラミンゴ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で小山信行騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

8月12日、中5週で迎えた13戦目は、3歳戦の孔雀特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で小山信行騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で小山信行騎手（13戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったホウライエイブルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月1日、連闘で迎えた15戦目は、3歳戦のカッコウ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小山信行騎手（14戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスマートパラダイスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のコノハズク特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で小山信行騎手（15戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートパラダイスを次元の違う末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

10月16日、中3週で迎えた17戦目は、なでしこ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で小山信行騎手（16戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るキラキラアイドルを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

4歳（2010年）

3月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で小山信行騎手（17戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。