ダイワウインダム（1997年生、母キシュウラック）
Daiwa Windom
1997.04.24
ダイワウインダム（1997年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時20歳）と交配したキシュウラックが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）渡邊牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、中央障害27戦5勝2着1回。2002年の春麗ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入った他、2003年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2000年）
2月26日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。
4月9日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。
4月29日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。
5月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。
7月22日、中9週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入った。
8月19日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったナスノホシヒメにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。
9月16日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のロイヤルマジックに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。
9月30日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。
10月21日、中2週で迎えた9戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。
11月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。
11月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。
12月9日、中2週で迎えた12戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。
4歳（2001年）
4月29日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の栗駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。
5月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の本宮特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。
6月2日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。
7月8日、中4週で迎えた16戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。
7月22日、中1週で迎えた17戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。
8月12日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
9月2日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。
9月16日、中1週で迎えた20戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマウントアイドルに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
10月27日、中5週で迎えた21戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。
11月18日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。
12月9日、中2週で迎えた23戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長篠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。
5歳（2002年）
1月6日、中3週で迎えた24戦目は、府中新春ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。
2月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴーカイから1馬身差の2着となった。
3月2日、中3週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードメテオに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
7月27日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルユニバースに約10馬身の大差をつけて久方ぶりの実戦を制した。
8月31日、中4週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。11着に敗れた。
10月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。
11月16日、中4週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で田中剛騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。
11月30日、中1週で迎えた31戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3370m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中剛騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。
6歳（2003年）
1月11日、中5週で迎えた32戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で田中剛騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。
2月8日、中3週で迎えた33戦目は、春麗ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は10戦連続で田中剛騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。
3月8日、中3週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で田中剛騎手（11戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。
7月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた35戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中剛騎手（12戦3勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に沈んだ。
8月23日、中5週で迎えた36戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で田中剛騎手（13戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。13着に敗れた。
9月6日、中1週で迎えた37戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8歳（2005年）
1月15日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた38戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 雨）に出走。鞍上は田中剛騎手（14戦3勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。
2月12日、中3週で迎えた39戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（15戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に終わった。
3月5日、中2週で迎えた40戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。
9月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた41戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のテレジェニックに4馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。
9歳（2006年）
9月2日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた42戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のブレーブティックに4馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。
10月14日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた43戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（6戦2勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。
10歳（2007年）
3月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた44戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。
6月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた45戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（8戦2勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。