オグリプロテクター（1994年生、母ホワイトナルビー）

オグリプロテクター（1994年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時6歳）と交配したホワイトナルビーが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）稲葉牧場。戦績は、地方33戦11勝2着10回。主な勝ち鞍は1997年の4歳。

経歴

デビュー前

鷲見昌勇厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1996年）

6月5日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のゴンゲンレディに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1997年）

2月24日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた2戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のリンカーンシャトーに4馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

3月7日、中1週で迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったチェリーズラブリーからハナ差の2着に甘んじた。

4月2日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハイベストボーイをクビ差制して3勝目を挙げた。

4月23日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニグロリーに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったウミセンヤマセンから半馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のオグリケンザンに4馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

7月11日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のガニエに3馬身の差をつけて優勝

8月25日、中5週で迎えた9戦目は、一般C2イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月22日、中7週で迎えた10戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（8戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったコンクパールから1馬身半差の2着に敗北した。

12月16日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリンジュピターから5馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2ホ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノエルメスに4馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

4歳（1998年）

1月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（11戦7勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（12戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトミシノハラディンから3/4馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（13戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったビッグレターから1馬身差の2着となった。

4月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（14戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた19戦目は、牡丹特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（15戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したベッスルスピードにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月11日、中2週で迎えた20戦目は、原洋順騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた21戦目は、次井武史騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で次井武史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ツルオカダンサーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月16日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で次井武史騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったコインドショウハイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で次井武史騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（16戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ライデンスワローに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた26戦目は、椿山昭彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハギノダイヤモンドに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月14日、中1週で迎えた27戦目は、なでしこ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で椿山昭彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

5歳（1999年）

3月2日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミツルコウヨウに6馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

4月4日、中4週で迎えた29戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカブトオーカンに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月25日、中2週で迎えた30戦目は、牡丹特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のオグリシンガーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月13日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた31戦目は、一般C2ハ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

6歳（2000年）

4月7日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、坂井薫人騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。