タイキワンダラス（2017年生、母タイキエイワン）

タイキワンダラス（2017年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+驚くほど素晴らしい。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスピルバーグ（当時8歳）と交配したタイキエイワンが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は有限会社ビクトリーホースランチ。2022年のスノードロップオープン(一般A1)で3着に入った他、2021年のイオノプシスオープン(一般A1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月14日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

3歳（2020年）

1月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳戦の摩耶山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月10日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた5戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキタサンレイワに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月1日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、日高さんご渓谷賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るトネールを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月23日、中2週で迎えた7戦目は、エゾムラサキ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビッグクロワールに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

12月12日、中7週で迎えた9戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり17着に終わった。

4歳（2021年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小林脩斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

2月26日、中6週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグラスピエーナに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

3月12日、中1週で迎えた12戦目は、片浜十三里特別（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエンフォーサーを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマザクラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月19日、中0週で迎えた15戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアナザーエンドに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、あすなろ杯（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦4勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマートラミアに9馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

6月17日、中3週で迎えた18戦目は、紅バラ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズフルメンに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月2日、中1週で迎えた19戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、ほおのき杯（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた20戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

9月30日、中9週で迎えた21戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のベイスプリント（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた22戦目は、ガーベラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた23戦目は、神無月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（8戦6勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、インシュラーに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた24戦目は、コマユミ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた25戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、イロハモミジ特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた26戦目は、イオノプシスオープン（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦6勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた27戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、年末特別（笠松ダート1600m 雪/不良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月28日、中3週で迎えた28戦目は、スノードロップオープン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着を確保した。

2月10日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞のウインター争覇（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月5日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、海棠賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5月18日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた31戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、金魚草賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた32戦目は、ウルド賞（川崎ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた33戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、熱血!さがけいば塾!NEOB-7組（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のプラチナムバレットをアタマ差振り切って10勝目を達成した。

8月20日、中3週で迎えた34戦目は、ボートレースコロシアム賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイキュニスカに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月2日、中1週で迎えた35戦目は、サガヅメ～たたかう!馬券女子～（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハナビチャンに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月20日、中2週で迎えた36戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた37戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、コスモス賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードクラージュに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月23日、中1週で迎えた38戦目は、さざんか特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスターウラノフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利数を14に伸ばす

12月2日、中5週で迎えた39戦目は、サガヅメ～たたかう!馬券女子～（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた40戦目は、ラピスラズリ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた41戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。