ニシオドリーム（2008年生、母ターフマジョリック）

ニシオドリーム（2008年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋夢」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデビッドジュニア（当時6歳）と交配したターフマジョリックが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、中央平地18戦5勝2着2回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2012年のブラッドストーンステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、中島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月21日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3歳（2011年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のシゲルカイチョウに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のエーシンボダイジュに1馬身3/4の差をつけて休み明けの一戦を制した。

10月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたトーセンピングス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月5日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のスリーボストンに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

12月18日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり最後はオーシャンカレントと並んで9着同着となった。

4歳（2012年）

2月5日、中6週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（6戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマルカバッケン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（7戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のカフェマーシャルをクビ差振り切って制した。

5月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月23日、中5週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の三宮ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴーイングパワーを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

7月8日、中1週で迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

5歳（2013年）

2月23日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

4月14日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

5月12日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

6歳（2014年）

5月3日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、天王山ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた17戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月20日、中7週で迎えた18戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7歳（2015年）

10月30日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた19戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、大阪スポーツ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた20戦目は、霜月特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、滋賀畜産特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

8歳（2016年）

1月7日、中3週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた22戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1230m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた23戦目は、DASH心斎橋新春特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。