ブルーロビンソン（1997年生、母ランブルー）

ブルーロビンソン（1997年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時19歳）と交配したランブルーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野表篤夫。戦績は、中央平地7戦0勝、地方22戦12勝2着5回。2000年の駿蹄賞(地方重賞)に勝利した他、2001年の白銀争覇(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤田正治厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1999年）

6月21日、デビュー戦は仙道光男騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユウジンリッキーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月12日、中2週で迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したブライトスパークを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月12日、中8週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は仙道光男騎手（1戦1勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず3着に終わった。

12月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったミツアキサイレンスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3歳（2000年）

1月12日、中1週で迎えた5戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のツカサドラムールに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

1月30日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

3月11日、中5週で迎えた7戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のユウイチホマレに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、鈴蘭特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤光彰騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月1日、中4週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上900万下の西脇特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で安藤光彰騎手（8戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で安藤光彰騎手（9戦2勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で安藤光彰騎手（10戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、5着に入り込んだ。

12月17日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で安藤光彰騎手（11戦2勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2001年）

1月10日、中2週で迎えた15戦目は、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で安藤光彰騎手（12戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた16戦目は、寒桜特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で安藤光彰騎手（13戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアサギミキオーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月17日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で安藤光彰騎手（14戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた18戦目は、清流短距離特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で安藤光彰騎手（15戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のオグリマツカゼに3馬身の差をつけて5勝目を収める

6月19日、中1週で迎えた19戦目は、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で安藤光彰騎手（16戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

5歳（2002年）

7月8日、約13か月の休み明けで迎えた20戦目は、一般B6-9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシヤマタイクーンに約12馬身の大差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

11月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（17戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のウィンピコに3馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

11月22日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた22戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（18戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンライナーを圧倒的な末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

12月13日、中2週で迎えた23戦目は、新穂高特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（19戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったケニアスターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（20戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マルタカブームに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2003年）

5月19日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、一般B6-9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリマイケルに約15馬身の大差をつけて休養明けの一戦を制した。

6月25日、中4週で迎えた26戦目は、花しょうぶ特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（21戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のウィンピコに4馬身の差をつけて制した。

7月14日、中2週で迎えた27戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（22戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ハクリュウアラシに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（23戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトミノハヤカゼに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

11月19日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた29戦目は、白山特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（24戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフジノタイコウを半馬身振り切って勝利数を12に伸ばす