イワノヒットキング（1996年生、母タニノグリン）

イワノヒットキング（1996年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のスマノヒツト（当時15歳）と交配したタニノグリンが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷川一男。戦績は、地方38戦14勝2着9回。2001年のアラブギフ大賞典(アラ系一般ハンデ)で2着に入った他、2000年の銀嶺争覇（P）(アラ系一般ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長谷川一男から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

原隆男厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（1999年）

1月1日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、アラ系4歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、アラ系4歳（笠松ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のユメノナキリに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月9日、中3週で迎えた3戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、和田高明騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタカラオオジャを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約11馬身の大差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月6日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメノナキリに約12馬身の大差をつけて3勝目をつかんだ。

4月27日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッドオスカルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた9戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシングルガールに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたホマレメガミ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルヨライダーを別次元の末脚で3/4馬身差し切って5勝目を挙げた。

9月16日、中4週で迎えた13戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（11戦5勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルヨライダーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

10月3日、中1週で迎えた14戦目は、高山特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（12戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマトダンサーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って7勝目を収める

10月13日、中0週で迎えた15戦目は、一文字菊特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のダイセンアムールに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月17日、中4週で迎えた16戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの帝冠賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた17戦目は、流葉特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（14戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシデングレイスに3馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

4歳（2000年）

1月2日、中2週で迎えた18戦目は、ハッピーサンライズ特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（15戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトライハートキングに半馬身届かず2着に敗北した。

1月14日、中1週で迎えた19戦目は、若菜特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（16戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタカラチャンピオンに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

2月11日、中3週で迎えた20戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（17戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトライハートキングを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

3月10日、中3週で迎えた21戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（18戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトライハートキングを豪快な末脚で半馬身差し切って勝利数を12に伸ばす

8月18日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、笠松オールカマー（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（19戦12勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた23戦目は、舟山特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（20戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったセイエイマシンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月29日、中3週で迎えた24戦目は、東海グローリ（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（21戦12勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のマルカシードをアタマ差振り切って勝利数を13に伸ばす

10月20日、中2週で迎えた25戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（22戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブ銀杯（P）（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（23戦13勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた27戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（24戦13勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したマルカシードにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月18日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンの銀嶺争覇（P）（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（25戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルカシードに半馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブギフ大賞典（笠松ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で川原正一騎手（26戦13勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したブレーンワークにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月16日、中5週で迎えた30戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で川原正一騎手（27戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルカシードを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利数を14に伸ばす

3月2日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの桃花特別（P）（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で川原正一騎手（28戦14勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた32戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で川原正一騎手（29戦14勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、クラボクモンに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブチャンピオン賞（笠松ダート1900m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で川原正一騎手（30戦14勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの花吹雪争覇（P）（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で川原正一騎手（31戦14勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったホーエチャンピオンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中2週で迎えた35戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で川原正一騎手（32戦14勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた36戦目は、東海グローリ（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で川原正一騎手（33戦14勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた37戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は21戦連続で川原正一騎手（34戦14勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンのひまわり賞（P）（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。