タイセイプルミエ（2017年生、母ハクシュウベリー）

タイセイプルミエ（2017年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+第一の、最高の(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時12歳）と交配したハクシュウベリーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は諏訪牧場。主な勝ち鞍は2020年のナイスハルター特別( 牝)。

経歴

デビュー前

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月3日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

12月14日、中1週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3歳（2020年）

1月13日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた5戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

4月1日、中1週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヒキュウを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

8月16日、中6週で迎えた10戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月20日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月14日、中0週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた15戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

4歳（2021年）

1月28日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた17戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた18戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

2021年3月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた20戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、こうめちゃん二万人おめでとう!（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンフォーサーに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月3日、中0週で迎えた21戦目は、おうし座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリンスオブジオンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスクエアテーブルを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

9月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したペイシャティアラを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月28日、中1週で迎えた25戦目は、シェダル特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、トミケンプラセールに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月21日、連闘で迎えた27戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ウインランウェイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月2日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルハレオを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5歳（2022年）

1月2日、中6週で迎えた30戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、新春盃（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3月8日、中8週で迎えた31戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、うお座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったコトブキハウンドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月11日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月21日、中0週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた33戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったユキプロスパーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた34戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた35戦目は、ポルックス特別（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月25日、連闘で迎えた36戦目は、カストル特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた37戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルブツハーモニーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。