コアレスバロン（2004年生、母ラーセニー）

コアレスバロン（2004年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋男爵」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時6歳）と交配したラーセニーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）雅牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方25戦5勝2着8回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2九十。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月7日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

6月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、テンザンメダリストに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

11月6日、中7週で迎えた6戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマノイージスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月12日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

4歳（2008年）

2月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、一般C2九十11（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3月6日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3一ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のナイキローズをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5歳（2009年）

1月8日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、シルクロージネスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月5日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

6月10日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、一般C3三（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、スマートアピールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月19日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、マイネルパトリックにハナ差交わされて2着に惜敗した。

9月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のソウルオブペリーに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月24日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

10月9日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた21戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月30日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた22戦目は、一般C3一二イ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月18日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のパワーウイニングに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月11日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハイウイングを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で坂井英光騎手（13戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたエーシンバウロー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6歳（2010年）

1月15日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3一二イ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で坂井英光騎手（14戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、マクログリペンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で坂井英光騎手（15戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミサトツヨシに2馬身の差をつけて優勝

2月18日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で坂井英光騎手（16戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったベストオブラックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月1日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で坂井英光騎手（17戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたクールザヒート決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月23日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2五六（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。