パートタイムラバー（2001年生、母ミナミノローマン）

パートタイムラバー（2001年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「時間決めの恋人」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時16歳）と交配したミナミノローマンが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、中央平地11戦0勝、地方27戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上C1-2。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月16日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（2004年）

1月5日、中4週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

3月2日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの弥生特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月28日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、6着に入り込んだ。

5月15日、中2週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

6月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

7月25日、中5週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた10戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

9月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月2日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハギノバイオレットに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2005年）

7月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

9月9日、中6週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた15戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D2-3（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上D3-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルタカハーベストに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C7二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマルブツスキー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C6四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカルストンシックルを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた20戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた21戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C7一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2006年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラノジギクにハナ差交わされて2着に甘んじた。

1月19日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C6四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアグネスカラットを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C7三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた27戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（9戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月12日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上D1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアポイリニアに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月26日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のオートアスクをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月15日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンザンブルーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

9月6日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた35戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアポイカムイをクビ差振り切って雨下の戦いを制した。

11月14日、中5週で迎えた36戦目は、椎堂特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレッドインパルスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月12日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。