パトリックバローズ（2007年生、母ヒルトップレディ）

パトリックバローズ（2007年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のムーンバラッド（当時8歳）と交配したヒルトップレディが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C18。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月9日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

2月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、7着に沈んだ。

10月22日、中5週で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月1日、中0週で迎えた6戦目は、11・3船橋JBCあと2日（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったワイエスドンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアスターハウスを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月23日、連闘で迎えた8戦目は、いつき1歳バースデー記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた9戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウホバートに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2011年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5月18日、中6週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月24日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の賤ヶ岳特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた14戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。