マヤノエロイカ（2003年生、母シンコウカリビアン）

マヤノエロイカ（2003年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英雄（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時11歳）と交配したシンコウカリビアンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方26戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年の一般C5。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

4月9日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

7月8日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

4歳（2007年）

1月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C33（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプレミアファーストに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月5日、連闘で迎えた7戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったユメノカナタヘにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、倖靖生誕記念（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハリケーンベストンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた9戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のバブルケットをアタマ差振り切って2勝目をマークした。

3月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C18（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた11戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、サイレンストゥーレに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月18日、連闘で迎えた12戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田直樹騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のキョウイチを半馬身振り切って優勝

5月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田直樹騎手（7戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5月9日、連闘で迎えた14戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田直樹騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田直樹騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマヤノゴクウをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

6月27日、中4週で迎えた16戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったチョウカイファイトにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（10戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

7月18日、連闘で迎えた18戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールデンアラジに3/4馬身届かず2着となった。

7月26日、連闘で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンドボルテックスに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2008年）

1月3日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた22戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（13戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスリーバブルボーイに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（14戦5勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた24戦目は、祝08あすかみちさん誕生日記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（15戦5勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた25戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（16戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のツルマルリューに3馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

3月28日、連闘で迎えた26戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（17戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスズカミサイルを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田直樹騎手（18戦7勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

4月18日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田直樹騎手（19戦7勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田直樹騎手（20戦7勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ミリオンバンブーにクビ差交わされて2着となった。

5月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田直樹騎手（21戦7勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、トーワシャトルに交わされて2馬身差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で柴田直樹騎手（22戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。