ムーンリットレイク（2008年生、母ムーンライトダンス）

ムーンリットレイク（2008年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月に照らされた湖」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したムーンライトダンスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦6勝2着2回。2014年の福島テレビオープン(オープン)に勝利した他、2014年の福島民報杯(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月10日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマコトサンパギータに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月7日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたトーセンレーヴ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月2日、中7週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のコスモカンタービレに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月11日、中9週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロジスプリングを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って断トツ人気に応えた。

11月13日、中8週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のランリョウオーをハナ差振り切って4勝目を収める

4歳（2012年）

7月28日、約8か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1600万下のTVh賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のリヴェレンテに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2013年）

1月26日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月18日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月23日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた10戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。17頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

6歳（2014年）

4月13日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったレッドレイヴンにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

5月24日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ウィリアムズ騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

7月27日、中5週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のアロマカフェをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

8月24日、中3週で迎えた15戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

11月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

12月21日、中4週で迎えた17戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた18戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。