アーネストホープ（2014年生、母スマーティコジーン）

アーネストホープ（2014年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「切なる願い。6月4日の本馬の誕生花、ピンクのカスミソウの花言葉」。毛色は栗毛。種牡馬のコンデュイット（当時9歳）と交配したスマーティコジーンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額800万円（2万×400口）で一口馬主が募集された。

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月21日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月2日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず15着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のドナアブディアスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2018年）

1月5日、中3週で迎えた11戦目は、寿老人賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったジェイケイウィンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七八（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

2月7日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、成田漬物☆ちょい辛小なす半額デー賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクインズダルビーをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

3月14日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスズマッカートニーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中3週で迎えた15戦目は、三番瀬特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したタヤバーキを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた16戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、金目鯛賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ジオファーム馬いぞ!種子ニンニク記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマイネルサフィルスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月29日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた18戦目は、行田「在来青大豆」賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったダイワリアクションに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた19戦目は、三ちゃん食堂杯（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月22日、中9週で迎えた20戦目は、ジオファームホロップ発売記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったシンボリダムールを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月13日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた22戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ダーリンググラス特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた23戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、嫁に来ないか!!特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-6（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた26戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ C2イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレマンコを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5歳（2019年）

3月10日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月5日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月26日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（2020年）

1月6日、中9週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月9日、中4週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルベアセロリから1馬身1/4差の2着となった。

3月7日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本康志騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月10日、中8週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本康志騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月5日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本康志騎手（8戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月27日、中2週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本康志騎手（9戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた37戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカデヴィアスからアタマ差の2着となった。

11月28日、中3週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（2021年）

2月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた39戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のシェーンクラートに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

3月6日、中1週で迎えた40戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/重）に出走。鞍上は伴啓太騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月6日、約3か月の休み明けで迎えた41戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 小雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた42戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は伴啓太騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。6着に終わった。

8歳（2022年）

1月29日、約6か月半の休み明けで迎えた43戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

2022年2月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。