サンレイフレンド（2006年生、母ファンタジースズカ）

サンレイフレンド（2006年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋友達」。毛色は鹿毛。種牡馬のラスカルスズカ（当時10歳）と交配したファンタジースズカが18歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方13戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年のC級セレクトカップ(一般C)。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

6月6日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

11月2日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデンコウムサシに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月17日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた8戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したウインロックオンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C20（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシスインガーに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月9日、連闘で迎えた10戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のムーンライトラバーに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた12戦目は、万両賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で持原大志騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のサージプロミネンスに1馬身半の差をつけて制した。

1月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で持原大志騎手（6戦4勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアマンディーヌを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って優勝

2月19日、中4週で迎えた14戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で持原大志騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたサージプロミネンス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で持原大志騎手（8戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサージプロミネンスを半馬身振り切って1番人気に応えた。

3月22日、中1週で迎えた16戦目は、座禅草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で持原大志騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヨクバリージョに6馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月31日、連闘で迎えた17戦目は、一般B15（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で持原大志騎手（10戦7勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバイラドラボニータに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月23日、中2週で迎えた18戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で持原大志騎手（11戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサージプロミネンスに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月4日、中1週で迎えた19戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で持原大志騎手（12戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月2日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩崎祐己騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

5歳（2011年）

7月16日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた22戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。