ヤマトイチフジ（1998年生、母ヤマトグランド）

ヤマトイチフジ（1998年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は芦毛。種牡馬のイムラツド（当時21歳）と交配したヤマトグランドが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）山際セントラルスタッド。戦績は、地方22戦5勝2着4回。2001年のオグリオー記念(アラ系3歳)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山際セントラルスタッドから「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場されたが主取りとなった。

田邉睦雄厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2000年）

8月17日、デビュー戦は田辺弘騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘイセイユタカに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月15日、中3週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエンゼルフレンチに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月13日、中3週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のペアーピストンに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月2日、中2週で迎えた4戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺弘騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリードンチョビに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

12月29日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、2歳オープンのジュニアキング（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3歳（2001年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺弘騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリードンチョビに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月22日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺弘騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンのオグリオー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺弘騎手（7戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったツルギベンサーに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

3月15日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田辺弘騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系一般A（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田辺弘騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系一般A（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田辺弘騎手（10戦4勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳オープンのアラブダービー（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田辺弘騎手（11戦4勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

6月22日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、アラ系一般A5 A8（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で田辺弘騎手（12戦4勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた15戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた16戦目は、アラ系一般A7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺弘騎手（13戦4勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系一般A9 11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（14戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般A13（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺弘騎手（15戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、スバルフジに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般A12（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺弘騎手（16戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカツハナフィニーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて制した。

10月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、アラ系一般A10（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田辺弘騎手（17戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系一般A12（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田辺弘騎手（18戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ユメノヤドに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般A10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田辺弘騎手（19戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。