ヒデサンジュニア（2004年生、母ヒデノメガミ）

ヒデサンジュニア（2004年4月23日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「母馬の愛称＋息子」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時7歳）と交配したヒデノメガミが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦7勝2着1回。2006年のサンライズカップ(地方重賞)に勝利した他、2006年のバブルガムフェロー賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

米川伸也厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

6月22日、デビュー戦は川島雅人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラックマンバに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのバブルガムフェロー賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のレイズミーアップに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

7月22日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦2勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月26日、中8週で馬体重を前走から28kg戻して迎えた4戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のトップサバトンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月26日、中3週で迎えた5戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で川島雅人騎手（4戦3勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3歳（2007年）

3月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサイレントドリームを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

4月11日、中3週で迎えた7戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた8戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

4歳（2008年）

2月8日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、駿光スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月4日、中3週で迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、花月夜特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ペリーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた11戦目は、マーチ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のマクヒスに1馬身半の差をつけて優勝

4月25日、中3週で迎えた12戦目は、新緑賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月11日、中6週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の青柳特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウツミランカスターに2馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

7月21日、中5週で迎えた14戦目は、ガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月29日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、勇魚特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月25日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた16戦目は、ファビィビット特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のライジングウェーブを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。