リワードアンヴァル（2016年生、母リワードエンプレス）

リワードアンヴァル（2016年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+海も陸も同様に駆ける事ができる魔法の馬」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートファルコン（当時11歳）と交配したリワードエンプレスが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は有限会社リワード。2020年のアンタレスステークス(G3)で4着に入った他、2019年の鳳雛ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月15日、中6週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2019年）

3月24日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ベンガラグンジョウにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカセノウィナーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月19日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンの鳳雛ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマドラスチェックにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月16日、中3週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの木古内特別（函館ダート1700m 小雨/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドオールデンに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月14日、中3週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの渡島特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のレンブランサに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月9日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ゴルトマイスターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月25日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスのアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの北山ステークス（京都ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

3月15日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイアムレジェンドに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月19日、中4週で迎えた16戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

6歳（2022年）

3月20日、約23か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた17戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた18戦目は、祝陸奥守極四周年特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスターファイターに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月1日、中2週で迎えた19戦目は、エメラルド特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のグランシュマンに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月31日、中3週で迎えた20戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の福永洋一記念（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったララメダイユドールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月6日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、地方重賞の黒潮マイルチャンピオンシップ（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、鏡川特別（高知ダート1900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダノンロイヤルに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月31日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、AB混合（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカドフィールに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7歳（2023年）

1月22日、中2週で迎えた24戦目は、ジャニュアリー特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ガルボマンボに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月12日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、地方重賞のだるま夕日賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた26戦目は、令月特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイネルナイペスに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月14日、中1週で迎えた27戦目は、がんばれ!中国・四国の酪農応援特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダノンロイヤルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のマイネルラックに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月16日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞の二十四万石賞（高知ダート1900m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた30戦目は、ダイヤモンド特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月8日、中5週で迎えた31戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、キタサンブラック・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい4着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた32戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、モーリス・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた33戦目は、ヒマワリ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月28日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた34戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ヘメロカリス特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた35戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、オルフェーヴル・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月16日、中8週で迎えた36戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8歳（2024年）

1月8日、中2週で迎えた37戦目は、ガーネット特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（7戦2勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず最後はダノンアレーと並んで4着同着となった。

1月21日、中1週で迎えた38戦目は、ジャニュアリー特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた39戦目は、アメジスト特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた40戦目は、フェブラリー特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上瑛太騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた41戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。