メジロスティード（1993年生、母メジロチモン）

メジロスティード（1993年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロアルダン（当時8歳）と交配したメジロチモンが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地28戦7勝2着1回、中央障害1戦0勝。1999年のアメリカジョッキークラブカップ(G2)で3着に入った他、1998年のBSNオープン(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

2月4日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタイキインパルスに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、約9か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（1997年）

1月15日、中7週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったウィンラックにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

3月22日、中6週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた6戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のスズノフォレストをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月17日、中7週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のバーンアウトに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

6月14日、中3週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の福島市制施行90周年記念（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るミッドナイトメテオを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

7月12日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゲイリーイーグルをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

8月24日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦2勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月19日、中7週で迎えた11戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミラクルロッキーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月7日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5歳（1998年）

6月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦3勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた16戦目は、BSNオープン（新潟芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセリサイトダンディに1馬身3/4の差をつけて7勝目を収める

9月20日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月25日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた20戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦4勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6歳（1999年）

1月5日、中2週で迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京都金杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた22戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7歳（2000年）

1月23日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦4勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3月19日、中7週で迎えた24戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの東風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

4月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた26戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦4勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

10月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8歳（2001年）

12月15日、約14か月の休み明けで迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい5着に終わった。

9歳（2002年）

1月5日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデG3の中山金杯（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は横山賀一騎手（5戦1勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。