スイートセシール（1983年生、母スイートロワール）

スイートセシール（1983年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時7歳）と交配したスイートロワールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地35戦7勝2着6回。1988年のターコイズステークス(オープン牝ハンデ)で2着に入った他、1986年のフラワーカップ(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

12月8日、18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月21日、21頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメーティスに9馬身の差をつけて勝利した。

3歳（1986年）

1月25日、4歳400万下の寒梅賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月1日、牝馬限定4歳400万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったカツダイナミックに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月15日、牝馬限定3歳オープンのフラワーカップ（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

4月27日、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月18日、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手。22頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

4歳（1987年）

6月6日、牝馬限定の5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月5日、5歳以上400万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田功騎手。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエーススメローに1馬身半の差をつけて勝利を挙げた。

9月19日、牝馬限定の4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミサイルチカラに2馬身半の差をつけて勝利を決めた。

10月4日、4歳以上400万下の印旛沼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月24日、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は柴崎勇騎手。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月15日、4歳以上900万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、シャンバラに半馬身交わされて2着となった。

11月28日、4歳以上900万下の奥多摩特別（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上はJ.ベイリー騎手。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月19日、4歳以上900万下のクリスマスキャロルステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったウォーターストームに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（1988年）

1月24日、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

2月13日、5歳以上900万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。

3月6日、5歳以上900万下の三鷹特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のヨシエビスに3馬身半の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

4月3日、5歳以上900万下の春暁特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したリキサンワイスに半馬身届かず2着に敗北した。

4月24日、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

5月21日、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月17日、牝馬限定の4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月8日、4歳以上900万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のセブンアイリスに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月29日、4歳以上900万下の秋嶺賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパードラゴンを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を掴んだ。

11月27日、ハンデ戦で4歳以上1400万下のウェルカムステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったキリパワーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したクリロータリーを差し切れず、2馬身差の2着となった。

6歳（1989年）

1月16日、5歳以上1400万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

2月11日、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

2月26日、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

9月23日、4歳以上1400万下のセプテンバーステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で柴田政人騎手。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

10月7日、4歳以上1400万下のオクトーバーステークス（東京芝2300m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で柴田政人騎手。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず3着に敗れた。

10月28日、4歳以上1400万下の白秋ステークス（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で柴田政人騎手。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るカミノフシラビを驚異的な末脚で半馬身差し切って勝利を手にした。

11月12日、富士ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月17日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7歳（1990年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中野栄治騎手。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。