コスモアトミック（2008年生、母ウランウラン）

コスモアトミック（2008年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋原子力」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時13歳）と交配したウランウランが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方29戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の一般B4-3。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ホウセイ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、ホウセイ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ホウセイ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって420万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月19日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したマイネルロガールに3/4馬身届かず2着となった。

8月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月10日、中6週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメロークーミスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2011年）

7月24日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。13着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた10戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、くじら座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

4歳（2012年）

5月2日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、週刊ギャロップ通巻1000号記念（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、薄暑特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた14戦目は、下野王啓&中村彰宏はっぴいばぁすでぇ記念（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、高広・由実結婚記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた20戦目は、頑張れハスキー犬クッキールーラーアリス（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた23戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、叩き堂祭り特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5歳（2013年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、一般C4二（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のイロッポイに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月26日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-5（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったヒシカツリーダーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月16日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメルトアウェイに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月30日、中1週で迎えた28戦目は、九谷茶碗まつり特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のカズトヨドリームに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月19日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヒシカツリーダーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って4勝目を手に入れた。

6月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ライジングバイオに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中1週で迎えた31戦目は、湯涌温泉氷室開き特別（金沢ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったキョウワメルシーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミサワゲーリーに1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

7月30日、中3週で迎えた33戦目は、かなざわ燈涼会特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で葛山晃平騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた34戦目は、ぐず焼きまつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で葛山晃平騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で葛山晃平騎手（12戦5勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

11月4日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた36戦目は、ふるさと紀行「のと里山海道」賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で葛山晃平騎手（13戦5勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた37戦目は、七福神福々めぐり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で葛山晃平騎手（14戦5勝）。10頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた38戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で葛山晃平騎手（15戦5勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。