メイショウホムラ（1988年生、母メイシヨウスキー）

メイショウホムラ（1988年2月17日）は、日本の競走馬、種牡馬。1993年にJRA賞最優秀ダートホースを受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時16歳）と交配したメイシヨウスキーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地25戦10勝2着4回。1993年のフェブラリーハンデキャップ(ハンデG3)に勝利した他、1993年の栗東ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

11月3日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーワマサルに約18馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた3戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の阪神3歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3歳（1991年）

11月23日、約11か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレーリーラブに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月14日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

4歳（1992年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカルストンセイコーに5馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月2日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したヤマニンゼファーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中2週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったナイスラークに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月25日、中3週で迎えた10戦目は、栗東ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

8月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンダーリズムに3馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマキバスクリーンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中8週で迎えた13戦目は、貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したエイシンオレゴンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた14戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の花園ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のメモリーベンチャーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（1993年）

1月17日、中6週で迎えた16戦目は、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（6戦3勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた17戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシンワコウジに2馬身半の差をつけて重賞ウィナーの称号をつかんだ。

3月13日、中2週で迎えた18戦目は、京葉ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を炸裂させて、最後は2着のユウユウサンボーイに1馬身半の差をつけて制した。

4月24日、中5週で迎えた19戦目は、栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒデノリードをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に59kgの斤量を背負って出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーシンイーグルを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

6月6日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

10月9日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、東京競馬場スタンド増築記念神無月ステーク（東京ダート1600m 晴/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスジービアンカを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って休養明けの一戦を物にした。

11月6日、中3週で迎えた23戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6歳（1994年）

10月8日、約11か月の休養明けで迎えた24戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に60kgの斤量を背負って出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

11月5日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。