第9回 フェブラリーハンデキャップ (G3)

レース展開

キョウエイスワットが集団を引き連れる形、直後の位置にビッグファイトが続く

キョウエイスワットが先陣を切る形となり、後続を1馬身ほど離して一団を先導。単独の2番手にビッグファイトが続く。2馬身以上離れて、ベンケイとケイアンドリューが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはヘラクレスとメイショウホムラ。その1馬身後ろ、ベストセーリングは中団前寄り。その少し後ろ、ラシアンゴールドは中団馬群の真ん中あたりを追走。マンジュデンカブトとナリタハヤブサは中団後方の位置取り。2馬身以上差があって、シンボリマルタンが11番手。アツムテキとハッピィーギネスは後方4番手に待機して他馬の出方をうかがう。最後尾にユートジョージ、ブリザード、ヘイセイシルバーらがいる隊列で最初のコーナーを通過。

フェブラリーH、ラシアンゴールドが中団後方からキレのいい差し脚を発揮して前方の馬達を一気に交わす

先頭はキョウエイスワットでリードは1馬身。単独の2番手にビッグファイトが続く。その直後、ベンケイ、ケイアンドリュー、メイショウホムラらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、6番手から抜け出したのは2番人気のマンジュデンカブト。そのまま押し切る態勢だったが、中団にいたラシアンゴールドがとてつもない末脚を爆発させてマンジュデンカブトを差し切ると、最後は半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。2着のマンジュデンカブトから1馬身差の3着には、中団後方の位置から妙々たる末脚を繰り出したナリタハヤブサが入った。そこから1馬身遅れた4着には、中団前目で直線を迎えたベストセーリングが入線、さらに半馬身差の5着には、好位にいたメイショウホムラが食い込んだ。1番人気のベンケイは好位にいたが失速して14着に敗れた。