ケイアンドリュー（1987年生、母メイワアロー）

ケイアンドリュー（1987年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のステイールハート（当時15歳）と交配したメイワアローが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。戦績は、中央平地18戦6勝2着1回、地方9戦0勝。1992年の平安ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

4月14日、デビュー戦は上野清章騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったインターシャルマンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた2戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドガイに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

10月7日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月24日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本達也騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイケノムテキに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月8日、中1週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のナムラボレロをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

4歳（1991年）

1月6日、中3週で迎えた10戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月15日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（8戦2勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイカツブランドに6馬身の差をつけて優勝

11月3日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（10戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のグレートベエストに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月23日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の花園ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（11戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンガイを3/4馬身差し切って6勝目をゲットした。

12月7日、中1週で迎えた15戦目は、阪神競馬場新装記念（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（12戦5勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

5歳（1992年）

1月19日、中5週で迎えた16戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

2月2日、中1週で迎えた17戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松本達也騎手（13戦5勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（14戦5勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

9月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、オータムカップ（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月19日、中4週で迎えた20戦目は、オパール特別（中京(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた21戦目は、東海キング（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（1993年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、雪割草特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた23戦目は、アメジスト特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松原義夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月7日、中5週で迎えた24戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、奈良津桜特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた25戦目は、牡丹特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた26戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は松原義夫騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。