ミカワファースト（1999年生、母センゴクサファイヤ）

ミカワファースト（1999年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時12歳）と交配したセンゴクサファイヤが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、地方35戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年のフレンドリーレイン特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2001年）

10月15日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は547kg。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、フォーティピュアーに交わされて6馬身差の2着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったワールドペガサスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサテライトスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の若獅子特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイグッドネスミーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

3歳（2002年）

3月15日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳戦の菜の花特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月5日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハイビスカス特別（大井ダート1690m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

8月29日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦のけいとう特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のオールナイトケイに1馬身の差をつけて優勝

10月3日、中1週で迎えた9戦目は、秋茜特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月18日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、おうし座特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミヤマリージェントに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

10月31日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた11戦目は、リエンダ賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月25日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、円良田湖特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプリンセスオペラに2馬身の差をつけて制した。

12月3日、連闘で迎えた13戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、歳末特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシメニオペラをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2003年）

1月22日、中4週で迎えた15戦目は、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（8戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のクリアーベースに1馬身の差をつけて制した。

2月14日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、梅見月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（9戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた17戦目は、爽春特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（10戦5勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の陽春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（11戦5勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のスピードミリオンをアタマ差振り切って優勝

4月17日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（12戦6勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた20戦目は、薫風特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（13戦6勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの万緑特別（船橋ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（14戦6勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた22戦目は、薄暑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったトキノアジュディに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月16日、中3週で迎えた23戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、パープルモンクに交わされて1馬身差の2着となった。

7月25日、連闘で迎えた24戦目は、ハンデ戦の’03サマーナイトカップ（大井ダート1690m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の’03スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5歳（2004年）

1月15日、約5か月の休養明けで迎えた26戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新春千葉盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

1月29日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（15戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトップギャラントに1馬身の差をつけて9勝目を収める

2月9日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

2月25日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた29戦目は、ハンデ戦の如月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（16戦7勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月11日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた30戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（17戦7勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月7日、中7週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦の五月会盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

6歳（2005年）

6月2日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から25kg絞って迎えた32戦目は、ハンデ戦のムーンストーン特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（18戦7勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（19戦7勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた34戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

7歳（2006年）

6月20日、約11か月の休み明けで迎えた35戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のAKUWAABA!（アクワバ）賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。