スピードミリオン（1998年生、母スピードデクタス）

スピードミリオン（1998年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のミシル（当時10歳）と交配したスピードデクタスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方32戦11勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の北斗七星賞(一般B3三)。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月15日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

3歳（2001年）

1月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェブラリーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネセイレーンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月17日、中3週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた8戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

6月23日、中8週で迎えた10戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の夏至特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のハマノストロングに4馬身の差をつけて制した。

7月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドカップ（高崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のミスケイに8馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月3日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイガーボスに4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

10月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のきんもくせい特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のエスエスハッピーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシャインフラッグに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月7日、中2週で迎えた16戦目は、高麗川特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったリンドカシュガルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

1月15日、中9週で迎えた17戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた18戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1二ア（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた19戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、若草特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のネッケツジョリーに1馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

4月10日、中3週で迎えた20戦目は、レグルス賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた21戦目は、北斗七星賞（大井ダート1690m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のヴァーテックスに3馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

5月9日、中1週で迎えた22戦目は、薫風賞（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた23戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦の豊年特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたタイキブレイズ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月22日、中1週で迎えた25戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったパックマンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中3週で迎えた26戦目は、古都特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワンマンアーミーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月26日、中5週で迎えた27戦目は、師走特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

5歳（2003年）

1月31日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の風花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の観梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタイキブレイズに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3月31日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の陽春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森下博騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、抜け出したミカワファーストにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月16日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の春眠特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森下博騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワタリオーロラを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

5月21日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の’03スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月19日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、ハンデ戦の豊年特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた34戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアルデバラン賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた35戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のゴールデンナイト賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた36戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの古都オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

6歳（2004年）

2月19日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、梅見月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた38戦目は、おぼろ月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の一般B1 B2（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。